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抜いた歯は生えてきません.削った歯は元に戻せません。歯科治療は両刃の剣であることを理解して治療を受けてくださるようおねがいします.

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〒161-0032 東京都新宿区中落合2-20-6

削ることからはじまる口の崩壊


むし歯→神経の除去→全部被覆冠→抜歯

 
 歯科治療は歯の健康を守るために行う処置ですが、その治療効果を得るために失うものがあります.

 むし歯ができればその治療の過程で一部の健康歯質を失います.

 時にはエナメル質をすべて除去して歯全体を覆う全部被覆冠をかぶせられてしまうこともあります.

 エナメル質を失った部分は、再度むし歯になりやすく、この歯が痛くなれば神経をとることになってしまいます.

 神経をとってしまった歯は時間とともにどんどん劣化していき、割れやすくもなります.

 この歯がトラブルをおこせば、抜歯という選択が待っています.

 そして、一本歯を抜くことで、口の中の崩壊が始まっていくのです.



歯科治療を受けるたびに健康歯質を失う

 
  むし歯ができれば歯科医院に行って治してもらいますが、削るたびにある程度の健康歯質を失っています.

 したがって、何回もむし歯治療を受けていると、歯がどんどん削られ、最後には神経をとられてしまう、ということになりかねません.

 神経をとってしまった歯の修復処置で保険診療が認められるのは全部被覆冠です.
 また自費診療のオールセラミックなどの白い歯も全部被覆冠です.

 全部被覆冠はエナメル質を全部削り取って歯冠部をおおってしまう方法なので、この修復方法を選択するとエナメル質はすべて失われてしまうい、むし歯に対する抵抗力が極端に衰えてしまいます.



全部冠は抜歯への近道

 
  神経をとってしまった歯は、その歯に再度むし歯ができても痛みを感じないので、冠が脱落するまでその存在に気が付かないことがほとんどです.

 また神経をとってしまった歯は割れやすくなってしまうことが知られています.

 全部被覆冠の歯が割れたり、二次カリエスが大きく広がったりしてしまうと、その次には抜歯という運命が待っています.
 
 むし歯ができたり修復物がとれたりして歯医者に通い、歯医者の言うがままに詰めるかぶせるの行為を繰り返していると、最後には歯を抜かれてしまうということになってしまうわけです.



一本抜けば問題はさらに広がる

 
 歯を一本失えばその欠損部は補綴物で補います.

 欠損補綴の方法としてはブリッジとインプラントが好まれて行われています.

 しかし、どちらの方法も身体の健康な部分を傷つけるというデメリットがあります.

 ブリッジは隣在歯の健康歯質を削り取りますし、インプラントや移植は健全なあごの骨を削り取ってしまいます.

 万が一、ブリッジやインプラントにトラブルがおこれば、両隣の歯やあごの骨が失われてしまいます.

 そうなると、一本の歯だけではなく、問題は隣接歯や上下の噛み合わせにまで発展してきます.

 インプラントの場合、問題はさらに深刻で、トラブルは口の中にとどまらず、上顎洞や鼻腔などにまで広がっていきます.



歯を抜くような事態にならないようにする

 
 抜けた歯が一本にとどまらず、数本にわたると、欠損補綴の方法は入れ歯かインプラントということになります.

 一般の開業医のほとんどは経営上メリットのあるインプラントを勧めますが、そのインプラントが不具合だったり、思うようなものでなかったりする場合、悲惨というしかないような大きなトラブルにつながってしまいます.

 こうなってしまうと、歯を治すために歯科医院に行ったのか、口のトラブルを求めて歯科医院に行ったのか分からなくなってしまいます.

 そのような事態を引き起こさないためには、歯を抜かないことです.

 その前に歯を抜くような事態にならないように注意することです.


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